共催 触媒学会関西地区 日本化学会近畿支部 近畿化学協会触媒・表面部会
有機合成化学協会関西支部 化学工学会関西支部
夏の恒例行事となりました触媒学会関西地区の触媒研究懇談会をご案内申し上げます。本会の趣旨は企業、 大学等の触媒研究に携わる方々の交流を深め、研究活動を発展させることにあり、今回は大分県の湯布院で開催することとなりました。 会の中心となる講演内容は皆様にご満足いただけるものであると自負しております。また、湯布院は夏のリゾートとしても好適な地であり、 有意義な懇談の場ともなろうかと存じます。是非とも皆様お誘い合わせの上、ご参加いただきますようお願い申し上げます。
(〒879-5102 大分県大分郡湯布院町1946−25 電話 0977-84-3331)
<集合場所・時間> 大分空港(11:00) / JR別府駅(12:00)
交 通 大分空港/JR別府駅より専用バスで会場へ向かいます。
指定便
大阪伊丹空港(9:25発)<ANA183便>→大分空港(10:25着)
月 日 | 午 前 | 午 後 | 夜 |
7月1日(木) | 特別講演 テーマ(1) | 懇親会 | |
7月2日(金) | テーマ(2) テーマ(3) | グループ討論 | 夕食会 |
7月3日(土) | テーマ(4) テーマ(5) |
メタノール水蒸気改質反応は、銅触媒の下で進行する。筆者らはCu-Zr系アモルファス合金に少量の貴金属を添加することにより、
銅の分散度が向上することを見出した。アモルファス合金は、調製したままではほとんど活性を示さないが、
酸化・還元そして反応を繰り返すことにより、活性が向上した。貴金属の添加が合金の緩和を助長することが活性向上の原因であった。
イオン性液体とは、室温で溶融状態にある塩という意味である。最近、 イミダゾリウム塩が空気中で安定な塩ということが見い出され非常に活発な研究開発がなされている。 当社はその基本原料となるアミン類を数多く研究・生産している強みを発揮していち早くイオン性液体の研究開発に取り組んできた。 用途としては、電気化学・合成化学分野が考えられるが、触媒との組み合せもさかんに研究されている。 企業の立場から実用化に向けたこれらの動向を紹介する。
目的とする化合物を優先的かつ効率よく合成するには、反応を精密に制御する反応場(分子触媒)
の精密設計・創製が重要な鍵である。本講演では、演者が今までに経験した事例(オレフィンの重合や二量化反応、
及びエステルや芳香族ニトロ化合物の選択的還元反応)に焦点を絞って、触媒設計の基本概念や現在までの成果を中心に紹介するつもりである。
酢酸は有機基礎化学品として世界では約700万t(2003年)の需要がある。酢酸の需要は年率3%で成長しており、 これは、主な用途である酢酸ビニル(年率3.5%)やテレフタル酸PTA(ポリエステル原料の製造時の溶媒)の伸びに起因する。 工業的合成法としては、アセトアルデヒト法(1959年Wacker法)、n−ブタンやナフサの液相酸化法(1952年,1956年)、 メタノールカルボニル化による酢酸合成法(1960年にBASF社(独)、1970年にはMonsanto社(米);BP社やCelanse社は触媒・ プロセスを改良)がある。昭和電工(株)は1997年に世界で初めてエチレン直接酸化による新プロセスの 営業運転を開始し順調な稼動を継続している。本プロセスは、腐食性化合物の使用や一酸化炭素設備を必要とせず、 高選択性であり省エネ型であるため、コスト競争力がある。講演会では、触媒を中心に、触媒成分の役割や反応機構を議論したい。
マイクロリアクターについての最近の研究開発の状況について紹介し、将来なぜマイクロリアクターが必要なのか、
実用化するための問題点はどのようなことがあるのかについて解説する。特に触媒反応用についてはスクリーニング、
調製法などについての話題を述べる。
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