第15回キャラクタリゼーション講習会
固体表面反応研究の方法論
−研究の発端から完成まで−

 固体表面反応を扱った論文,固体表面キャラクタリゼーションを目指した論文を読むと,最終結果,結論に向かってストレートに研究が進められた様子が窺えます。私たちはそれらのよく構築された論文などを読むと,なるほど研究とはこのように行うものなのか,と眼前が開けた感じがするものです。最初から独創的な研究方法というものは非常に少ないもので,先ず模倣から始めるでしょう。しかし,実際に手と頭を動かしてみると思ったようには進まない。ましてや,動機がなんであれ,研究を開始したばかりでは実験のノウハウ自体手探りになりがちです。実は完成した論文にもその内容だけではない紆余曲折の歴史があるものです。本講習会は,固体表面研究を開始した初学者を対象とし,研究(論文,特許)が一段落するまでの研究の進め方,研究の方法論についてその発端から完成までを実例を挙げて講述し,今後の研究に役立てていただこうという趣旨で開催されるものです。

日 時平成17年12月6日(火)
場 所
京都大学時計台百周年記念館(〒606-8501 京都市左京区吉田本町)

<プログラム(講演1時間、質疑15分)>

10:30 「自動車触媒CeO2-ZrO2はなぜ良いのか」
      長井 康貴 氏((株)豊田中央研究所)

13:00 「Cu/ZSM-5 NO除去触媒のブレークスルー」
      八尋 秀典 氏(愛媛大学工学部)

14:30 「ゼオライトを触媒とする気相ベックマン転位プロセスの開発と工業化」
      杉田 啓介 氏(住友化学(株)基礎化学品研究所)

16:00 「水の完全光分解の触媒はどうやって発見されたのか」
      堂免 一成 氏(東京大学大学院工学系研究科)

17:30 懇親会

参加費:(会員)3,000円 (学生)1,000円 (非会員)6,000円
懇親会:(一般)3,000円 (学生)1,000円
* 参加ご希望の方は参加申込書にご記入の上、下記宛に11月28日(月)までにFAX またはE-mail
にてご連絡下さいますようお願い申し上げます。なお、参加費は当日受付にて頂戴致します。

連絡(参加申込)先
 触媒学会関西地区(〒550-0004 大阪市西区靭本町1-8-4)
 電話 06-6441-5531 FAX 06-6443-6685 E-mail catal@kinka.or.jp

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          「固体表面反応研究の方法論」参加申込書(12/6)

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